太宰治のお墓詣りに行ってきました【三鷹】
今年の8月に酒の失敗を機に禁酒を開始。しかし始めたものの、休肝日?なにそれおいしいの?( ^p^)という状態から禁酒をしたものですから酒を身体に入れない夜は何をしたらいいか分からず、オサケ ノムノ ヨクナイ と分かっていても襲ってくる飲酒欲求。そこではてなブログ内を「禁酒」というワードで検索しまくって禁酒ブログを読み漁り時間を潰しました。そして禁酒断酒に勤しんでこられた先人の軌跡に励ましてもらいながらなんとか飲酒欲求から逃れて1カ月間禁酒に成功。
その間に、かの有名な小説家太宰治の「禁酒の心」という短編小説が検索に引っ掛かり、読んでクスリとさせられました。
太宰治。
それまで私は高校の教科書で「走れメロス」でしか彼の作品を読んだことがなかったものですから、この「禁酒の心」という話を読んだ後にお酒にまつわるエピソードも読み漁りました。そして、太宰治はお酒にずいぶん苦労した、むしろアル中乙!!だった人なんだろうなあ~~~~と親近感が湧きました。
何度も自殺未遂を繰り返し、結局自殺に成功した太宰治。死にたがりに拍車をかけたのは尊敬する憧れのパイセン芥川龍之介の自死もあったろうけどアルコールの作用も大きかったんじゃマイカ?と飲酒の量を心配してしまいました。
引用
【冒頭】
私は禁酒をしようと思っている。このごろの酒は、ひどく人間を卑屈にするようである。【結句】
なんとも酒は、魔物である。
面白いですね。冒頭と結句だけで酒飲みの心を鷲掴み。
「追憶の宮殿」さん、素晴らしい記事をありがとうございます。
私は個人的に「走れメロス」の日没に間に合うか間に合わないかのギリギリのラインで勝負するところが好きで、自分にもよく日没までにというルールを当てはめてギリギリを攻めて楽しむ癖があり、思えば人生で太宰治を意識しているふしがありました。
ずいぶん前から太宰治のお墓に墓マイラーしてみたいと思っていたのですが、これを機に本日えいやっ!と行ってみました。
あと、先日タロット占い師としてご活躍されてるはてなブロガーゆうさん
の記事の中のリンクをたどって桜井識子さんというブロガーさんにたどり着き、本も出されてるというので読んでみたら、豊臣秀吉のお墓豊国廟で出町ふたばの豆もちを食べたりお酒を持って行って喜ばれたというエピソードがあり、ああ、太宰治そういうの好きそうwwというのもあって、自宅に津軽の四合瓶があったのでそれを持っていこうと。
ですが、今回初回だしお墓に四合瓶って・・・いいのか?(;´・ω・)
カップはありだろうけど・・・
お墓に飲み物を持っていったら
キャップ開けた方が良いとか読んだことあるしな~~
四合瓶は個人のお墓に置いてきていいのかな~。と迷って
とりあえず様子を見ることにしました。
なので四合瓶の日本酒は持っていかず。
それでも飲ん兵衛だった太宰治です。
お酒は持って行った方が良いな~と
ワンカップを買って持っていきました。
写真撮らず(^^; こちら方が書かれてる写真の金滴と同じものです。
ameblo.jp ブログを読んで気づきましたがこの方は2019年12月税込262円で札幌駅でご購入。そして私は2020年11月に三鷹駅の改札外の売店で税込み306円で購入。増税後の話ですし44円の差は運搬費他諸経費上乗せ価格だったのでしょうか(どーでもいい)
そんなんで北海道の地酒と、道中で購入したオレンジのバラと紫のスプレー花の花束を持参して行ってみました。バラが…日持ちしないですが色鮮やかで太宰的にありかなって。オレンジと紫。似合うと思ってしまった。
最寄りの東京都にある三鷹駅
地図を検索しながら歩きます。
太宰治と調べるとわらわら出てくる文豪ストレイドッグスの太宰治。スマホの入力にSimejiというアプリを入れてるのでそのせいみたいです(笑)
お墓のある禅林寺
本日日没が16時30分(;゚Д゚)
お寺に着いたのが16時を過ぎていて焦りました。
墓地の手前に手桶がたくさん並んでいたので拝借し、お水を汲んで走ってお墓まで持っていきました。パシャパシャとお墓にお水をかけてワンカップを添えて、お花の水を取り替えて~とやっていたらお爺さん1人とご夫婦がやってきて、えっお詣り組!?と更に焦り「すみません」と横の津島家の墓(太宰治の奥様が眠っている)によけました。
そしたらお爺さんは「いいの、いいの」とパシャッと写真を撮ってすぐに去って行かれ、見ていたご夫婦は「すごい・・」と引き気味につぶやき去って行かれました。
なんだかすみませんという感じでした。
そういえば太宰治の作品のダジャレで「生れて墨ませんべい」というせんべいがありました。ネットで探したけれど今は売っていないのかな?(;´∀`) 「津軽」のクッキー、こちらもリンゴの香りがしてちゃんと美味しく、箱が文庫本みたいになっていて洒落ててよいです。画像貼れるのでおいときます。
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お墓には缶ビールが二つ両脇にプルタブが開いて供えて置いてありました。
お線香を置く場所にお線香とタバコ一本単位でならんでありました。
タバコのカートンやその他のお酒はお墓の横によけてありました。
私が持参したワンカップは蓋を開けずに供えて手を合わせて、それから横によけて他のと一緒に並べて置きました。
とりあえずこれでいいのだろうか。
私が帰る時は16時20分頃。フツーに3組ほど擦れ違いました。
日没大丈夫!?閉まっちゃうじゃない!?
と気になりましたがきっと大丈夫なんでしょう。
お墓の写真は夕方でしたし敢えて撮りませんでした(ビビり)
気になる方は検索すると沢山出てきますのでどうぞ!
私は行くまで参考に沢山みました。
お墓のくぼみにサクランボを埋めてあるのとかあって面白いですww
お寺の門。
奥のイチョウのが絶賛☆紅葉してました。
そしてお坊さんたちがせっせと落ち葉を掃き掃除してました。
向かいにある井心亭というお庭に移植したそうです。お庭といいつつ、道路沿いからふつうに見れました。写真は本当はほぼ真っ黒。撮影が17時前にもかかわらず真っ暗でしたが画像の彩度を上げたら見れる明るさになりましたw
サルスベリはこちらの井心亭さんのお庭に移植されてました。今は華道や茶道のお稽古につかわれているそうです。談笑されてる賑やかそうな声が聞こえてきました。
最後に太宰治の文学サロンに立ち寄ってみました。
三鷹の家に住んでいた頃の自宅のミニ模型と太宰が菓子折りの箱に直筆で書いた手製の表札(複製)が展示されてました。折り菓子の箱と言っても木箱の横片を剥いで書いた感じ。
私は最近ボンビーガールというテレビ番組でゲッターズ飯田さんが表札はこうしたほうが運気が上がる!!と話していたのをきっかけに、表札について色々調べていたのですがある意味、太宰治すごーいとなりました。菓子折りの箱で表札作るってありなの!?作品も表札も後世に残ってるううう~~し~~いいのかッ?!?(゚д゚)
ミニ模型の自宅を見て、館内常駐の方に結構広いですね~と感想を伝えたらここに5人で住んでたので狭いですね~子供が3人いましたから~と言われてあっこれは狭いのか~(^^;)と思ってしまった庶民でしたw
そんな太宰の三鷹の自宅ですが12月8日に実物を再現した展示が見れるギャラリーがオープンするとのこと。チラシを貰いました。
たしかに小さい家って書いてある(゚∀゚)アヒャ
機会があったらまたお墓詣りのついでに寄ってみたいと思います。
四合瓶・・・はお片付けしてくださるであろう管理しているお寺の人の迷惑になるかもなので、ワンカップか一合瓶がベターかな~~。それを持ってまた訪れたいと思います♪
最後に太宰が幼少期過ごした芦野公園。
ブログを始める前に訪れました。2018年4月下旬の桜です。
井の頭公園の桜と背の高さが全然違います。
樹齢や雪の重さもあるでしょうが
芦野公園は手に届く桜、井の頭公園は掴むことができない桜。
芦野公園駅旧駅舎。
現在は赤い屋根の喫茶店「駅舎」となっています。
赤い屋根の喫茶店「駅舎」内。文スト~~
全国からファンが///
「駅舎」で食べれる馬肉カレー。
青森県は馬肉の生産量第3位、
中でも金木町(かなぎまち)が有名らしいです(驚)
器は金山焼(かなやまやき)です。味わい深い。